vol.5 日本のフードホールはどこへ行く

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皆さんは覚えているだろうか? もしくはご存じだろうか? 2019年4月、大阪駅の北側にOPENしたルクアのB2階にできた【LUCUA FOOD HALL(ルクアフードホール)】を。

フードホールとは、アメリカで現在流行している、フードコートを発展させて、よりクオリティの高いものを楽しむ業態だ。様々な店舗がブースを出すだけだったフードコートに対し、物販も展開され、こだわりの料理店が入るなど、アッパー層にも受ける店づくりが特徴で、2017年ごろから急速に開発が進み、NYCではあのプラザホテルのB1階もこうした展開を行っている。さらに最近ではコンセプトを打ち出した店舗が増え、NYCのハドソンヤードではスペイン料理の店舗にこだわったフードホールなど、何かの料理に注目する店舗も出てきている。

【LUCUA FOOD HALL】は、商品購入と飲食が融合する「グローサラント」の店舗と融合したつくりで注目された。1年前に話題になったのは、その場で肉を買って、別の店舗で買った総菜やサラダを持ち込んで楽しめる焼肉店で、そうしたお店は当時珍しく、注目されたことは記憶にある。そんな【LUCUA FOOD HALL】もOPENから1年が経ちどのような定着をしてきたのか、今回は現地で取材した。

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久しぶりに訪れた自分が最初に気づいたのは、ワインと地元商品のコラボのコーナーだった。以前の印象では、海外の食品や、ナッツなどのバルク販売やサラダバーが目立っていたと感じたが、これは面白い気づきだった。柿の種とワインのアッセンブルや、季節感を感じさせる商品の取り合わせが目に楽しく、もともと展開してたこじゃれた総菜などに見劣りしない陳列となっていた。一方、話題になっていた焼肉ブースは金曜でも集客は今一つ。見せるものが変わってきているのを実感させる一コマだった。

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中央に構える座席を見ると、若い女性2人くらいがワイワイ飲んでいる姿が多くみられた。金曜日の夜に女性が2人で楽しく飲める場所として定着しているのだ。たしかにナッツやサラダ、パスタなど女性好みの商品が多くみられるのでこうした定着は当然だろう。

ふと店内の隅にある寿司屋のカウンターに目をやった時、

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