vol.8 米国ミレニアル世代に人気の書店と読書スタイル

featured image

ミレニアル世代は、“何かを発見する面白さ”や“好きな商品に出会う喜び”、“購入した商品のことを友達と情報共有する楽しさ”のような感情が伴う、特別な購買体験を好む傾向があることが分かっている。アマゾン初のリアル店舗「アマゾン・ブックス」がオープンした時のフォーブス誌の記事では、米国のミレニアル世代の52%が本を書店で購入しており、米英のミレニアル世代の79%が紙媒体で本を読んでいるという調査報告が紹介されていた。*注1

また、ブルックリンにある書店「Greenlight Bookstore」が店舗で開催する、読んだ本についての意見交換や著者から執筆裏話を聞いたりするイベントに参加する客のほとんどがミレニアル世代であることも記されていた。では、リアル店舗に顧客が足を運びたくなる特別な購買体験を提供するためには、どのような取り組みをするべきなのだろう?

注1:米英のミレニアル世代1000人を対象とした英国パブリッシングテクノロジーによる調査報告より

ニューヨーク郊外の高級住宅地スカースデールに新しくオープンしたバーンズ・アンド・ノーブル店舗には、アメリカンスタイルの食事ができるレストラン”バーンズ・アンド・ノーブル・キッチン”、そして地元のクラフトビールやワインが飲めるバーが併設されている。また、同店では店舗を訪れた人たちがくつろげる環境の提供を重要視していて、ファイヤーピット(暖炉)やバッチコート(イタリアのボウリング)のある外庭パティオもあり、広々とした空間で読書好きな人たちと過ごせるコミュニティースペースが人気を集める。

このバーンズ・アンド・ノーブルの新店舗の狙いは、書店はただ本を購入する場所ではなく、顧客に、読みたい本を探す体験も楽しめて、本が読みたくなる快適な場所を提供する、という”過ごす書店”スタイルの店舗展開であり、まさに読書を快適に体験するための店舗を実現させたと言える。

featured image

なお、アメリカでは現在、

Don`t copy text!