vol.14 タイEC市場を牽引するLazadaとShopee

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タイ国内のEC市場は日本市場と比較するともちろん規模は劣るものの、その市場は決して小さい訳ではない。タイ電子取引開発機構(ETDA)の資料によると、2018年は3兆1500億バーツ(約11兆250億円)の市場規模であり、前年比14%の増加をしているのである。今回は、タイ国内のECサービスをリポートする。

2019年のタイ国内EC市場のトレンドとして必ず挙げられるのは、「JSL」の行方だ。「J」とは中国業界2位のJDとタイ財閥系セントラルの合弁による「JD-Central」、「S」とはシンガポール大手IT企業SEAが展開する「Shopee」、「L」とは中国のアリババグループが買収した「Lazada」である。特にShopeeとLazadaは利用者数も多く、現在のタイECの大きな潮流を作っている。多くのミレニアル世代が利用しているサービスだ。

Lazadaは電化製品や携帯電話アクセサリー等のガジェットアイテムの取引が多く、Shopeeはファッション関連アイテムの取引が多い。ただLazadaはB to Cメインのプラットフォームであるのに対し、ShopeeはC to Cの取引が多いのが特徴である。ネット上のフリーマーケット的な要素も強く、若い女性が利用の中心だ。日本のメルカリと一部傾向が似ていると感じている。

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Shopeeは昨今有名芸能人を起用した大規模な広告戦略をとっているほか、アメリカの「ブラックフライデー」や中国の「独身の日」の様な商習慣をタイにも展開し、

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