vol.18 タイ屋外広告の今後

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先月の日本経済新聞に、東南アジアでの新興企業への大型資金調達案件及び出資のニュースが掲載されていた。東南アジアのスタートアップ企業への資金流入が拡大しているという。

ミレニアル世代が創業した、配車サービスで有名なマレーシア発のGRABやインドネシア発のGO-JEKといった東南アジアのユニコーン企業による大型資金調達のニュースは、以前から頻繁に取り上げられていたが、残念ながらタイにはまだユニコーン企業が無い。東南アジアを見渡すと、シンガポールやインドネシア、マレーシアといった国々に比べ、タイのスタートアップ企業自体がまだ少ないのである。従って、どうしてもタイ国内企業の資金調達のニュースは少なくなるのだが、冒頭の日本経済新聞のニュースには、タイ国内企業も掲載されていた。屋外広告売上第2位のVGI GLOBAL MEDIA社(以下VGI)が、PLAN B MEDIA社(以下PLANB)に1億4,500万ドルの出資をしたという内容だ。そこで今回は、この2社にフォーカスして紹介する。

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VGIは、バンコクでモノレールを走らせるバンコク大量輸送システム社(以下BTS)の子会社で、屋外広告最大手企業である。BTSのラッピング広告車両と連動したホームドアと駅構内のデジタルサイネージは、一度でもバンコクのモノレールを利用したことがある人なら目にしたことがあるだろう。また幹線道路沿いの大型ビルボード広告や、タイ国内路線空港内の広告もVGIの運営だ。

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一方、PLANBは同じく屋外広告最大手企業であり、バンコクの地下鉄内の広告はPLANBの運営である。また、国際空港内広告、ラッピングバス広告、交差点や渋滞エリアでの大型デジタルサイネージは昨今大幅にその数を増やしている。以前と比較して、

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