vol.30 SNSが加速させたタイのプラスチックごみ対策

タイではこの2020年1月から、コンビニ、スーパー、デパートなどで一斉にレジ袋が廃止された。大手流通では2018年からレジ袋を削減するキャンペーンを実施していたものの、流通が足並みをそろえて一斉に廃止に踏み切り、大きなトラブルも無く、日常の生活であたりまえにレジ袋を使わないことが浸透したことに驚いた。正直、もう少しごねるタイ消費者が見られると思っていたが、予想に反し積極的に協力している姿勢に、良い意味で期待を裏切られた。

実は、タイではまだプラスチック削減に関するレジ袋を禁止する法案は成立していない。環境問題に対する国内世論の高まりを受け、2019年4月に政府が「脱プラスチック」に向けたロードマップ草案を作成、承認したばかり。同ロードマップでは、プラスチックレジ袋については2022年に廃止する行程であり、今回のレジ袋廃止は民間が政府に協力した大規模なキャンペーンという位置づけ。流通企業大手のCSR的な取組みの側面も持っている。

1年ほど前は、バンコクで生活する博識な人たちでも、プラスチックの袋は有害だと言及するものの、他のプラスチック製品であるストローやパック容器はまったく気にしないということが多かった。レジ袋同様にストローの使用量も異常に多いにもかかわらず(コップ・缶・瓶・ペットボトルから直接飲むことを嫌い、何にでもストローを使用する傾向がある)、なぜそこは気にしないのか?と、タイに在住する一外国人としてモヤモヤとした思いを抱いていた。

大きな転換期となったのは

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