Vol.32 NRF調査報告:他の世代と異なる、ミレニアル・ペアレンツの購買習慣

ミレニアル世代が20代後半から30代に達すると、その多くが次の人生のステップである親(ミレニアル・ペアレンツ)になる。今回は、NRF(全米小売業連盟)が四半期に出版する「消費者展望」スプリング・エディションの調査結果から、新しくなった親達の商品購買や、支出の形態が他の世代の親達とは違うという調査について紹介したい。

調査結果の冒頭、NRF小売と消費者インサイトディレクターのキャサリン・カレン氏は、「ミレニアル世代は、自分達の買い物習慣しか理解しない研究者やアナリストを混乱させ、彼等にインスピレーションを与え挑戦している」と語っている。さらに、彼女は「多くのミレニアル世代が親に移り変わるにつれて、私たちは彼らの期待や買い物の好みが、その前の世代と比べどう見えるかを研究し、見極める努力を始めている」とし、「例えば、サブスクリプションサービスを使用しておむつがなくなったり、オンラインで一番のベビーベッドやカーシートを調査したりしても、ミレニアル世代は他の親とは異なる方法で買い物をしていることが顕著である」と、追加のコメントを出している。

ミレニアル世代は、今日の子供の親の50%を占め、毎年100万人以上のミレニアル世代の女性が新しく母親になり、彼らは子育てに充てる費用として、毎年1兆ドルという多大な消費の貢献をしていることがわかっている。

ミレニアル・ペアレンツは、ライフスタイルと買い物の両方で他の親とは異なる。異なる要因を作り出しているのが、所得の格差である。ミレニアル・ペアレンツのおよそ40%は大学院の学位を取得する高学歴者で、ミレニアルでない他の親の場合の19%に対して、その2倍以上となっている。

そして、69%は、他の親に比べ、年間59,000ドルも実質所得の中央値を上回っている裕福な親世代である。このことから、ミレニアル世代にはまだ将来明るい兆しが見えている、と消費への貢献度への期待はさらに高くなっている。実際、2008年以来、世代の消費意欲が20%以上上昇しており、3分の1は財務状況が前年より改善したと感じている、という調査結果がでている。

全米の親の半分以上がミレニアル世代であることに加えて、子供を持つミレニアル世代の80%は30代とモバイル世代であるため、多くの情報をモバイル機器で入手し、利用出来る。彼らのようなミレニアル・ペアレンツたちは、買い物のあらゆる場面でスマートフォンに目を向けることになる。

調査によると、78%が携帯電話を利用して製品を調べ(他の世代の親は58%)、75%が価格や有用性をチェックし、71%が購買なり注文しているそうだ。さらに71%が、購入後にレビューを書いたり、返品するなり、顧客サービスとチャットするなりして購買を完了している(他の世代の親は43%)。

ミレニアル・ペアレンツはいつも急いでいる事が多く、なんと86%が同日の配達を利用しているという。他の世代の親の67%が同日配達を利用しているのに比べて、はるかに多くのミレニアル・ペアレンツが同日配達を利用しているのだ。

また、

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