vol.37 NRF2020レポート:ニューヨークのトレンドストアを紹介!第2弾

2020年1月にニューヨークで開催されたNRF(Retail’s Big Show & Expo)では、全米の小売業から注目され、今後のトレンドにもかかわってくる面白い店舗が多く紹介されている。NRF参加者はそれらの店舗をツアーで回ることもできるようになっている。

今回は、ニューヨークで注目されているテクノロジーを活用した店舗20店舗と、素晴らしいデザイン20店舗として紹介されていた中でも注目されていた、新しい小売の形を体現したNeighborhood Goodsと、同時期に注目されたSHOWFIELDSの2店舗について、実際の店舗の様子を含めレポートする。

※両店については1月8日に配信したミレニアル・ウォッチvol.29の中でも注目の店舗として紹介している。

Neighborhood Goodsは、2017年にテキサスで創業したスタートアップで、販売員がブランドストーリーを理解し、生活者コミュニティを構築していく販売モデルだ。この店舗は、ネットでは伝えきれない商品の価値を伝えていくことに徹したモデルといえる。

今回訪れたのは、2019年12月にChelsea Marketにできた店舗。NRF内のセッションでも講演があったが、D2C(Direct to Consumer)ブランドのプラットフォームとして、デジタル起点のブランドが多く出品している新しいモデルの販売店だ。

実際の店舗に行ってみると、ブランドストーリーを伝えるストーリーテラーが店舗にいるという状況ではなく、食料品、ベビーウェア、トレーニングマシーンなど、多岐にわたる商品が、決して広くない売場にひしめいている印象だった。この店の特長であるコミュニティ構築は、定期的なイベントとして展開していることもあり、実際の売場で見ることは難しいと感じた。

しかしながら、店内を見るととても面白いブランドが集まっていることがわかる。例えば、店舗の中央にあるJust Humanは、サステナビリティの意識が高く、自然に対して配慮された素材をもとに作っていることを訴え、ミレニアル世代に注目されているブランドだ。

また、TONALは、壁掛けのモニターが様々なトレーニングマシーンとして使える器具だ。健康ブームが続くアメリカではトレーニングをすることが日常になっている人が多い中、Pelotonのようなフィットネスマシーンが流行っていることは、以前にも情報として提供したが、TONALもトレーナーのサポートを得て、ジムにあるありとあらゆるエクササイズが自宅で楽しめる代物だ。フィットネスに行く時間が取れない人などに人気の商品で、WEBでの購入がメインの商材ではあるが、実際にサポートスタッフが使い方を教えてくれるので、とても分かりやすかった。

こうした取り組みを見ると、決して過剰にならないように、どの商品もちゃんと使い方、商品特長が伝わるように配置されており、ストーリーを重視しているミレニアル世代に対しての売り方を熟知しているようで、実に面白い。

続いて、個性派ブランドとアートを楽しむことができるSHOWFIELDSも訪れてみた。”世界一楽しい売場”というコンセプトが少し仰々しいような気もしたが、

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