vol.44 新型コロナウイルスがミレニアル世代の生活に与える変化? −NY現地レポート1

新型コロナウイルスの感染者数が増加し続ける米国では、全50州のうち42州で外出禁止措置が講じられている。禁止令が発令されてからおよそ1か月余りが過ぎ、感染者が最も多いニューヨーク州に暮らすなかで、自身が身をもって感じること、それは、買い物に出るのも、郵便を受け取るのも、スタバのドライブスルーでコーヒーを買うことさえも、すべてが“命がけの行動”なのだということだ。

3月31日、ニューヨーク州のクオモ知事が、「これは戦争だ。一体となって闘おう」と記者会見で発言した時は、戦争の意味がよく理解できていなかった、というか、そこまでの恐怖感はまだなかった。けれど、その一週間後、近くのスーパーマーケットへ買い物に出かけたとき、はじめて“怖い”と感じた。

先週までは普通に買い物のできた店舗が、店の外で30分以上も列に並ばなければ入店できなくなっていた。店に入ったら入ったで、一方通行で買い物をするように店のスタッフに指示された。それぞれの通路には矢印が記され、客の動線を一方向にすることで、前にいる客との距離を一定に保ちながら買い物ができるよう工夫されていた。確かに、ほかの買い物客とすれ違いざまに接近してしまうことを避けられるこの方法は有効だし、少しは安全かも、と思えた。

可能な限り急いで買い物を終わらせて家に戻ってからは、家の外で、購入した全ての商品の表面を消毒ワイプ(除菌シート)で拭き取らなければならない。次に、拭き取り終わったら、ゴム手袋を外のごみ箱に捨てる。マスクは数が少ないので、来週、買い物にでかけるまでには除菌されることを願い、車の中の太陽が最も当たりそうな場所に置いて、やっと家に入ることができる。しかし、ここまでしても、感染するかもしれない、と思う。ニューヨーク州の外出禁止は5 月15 日まで延長されたので、あと少なくとも4 週間、これを続けなければならない。

*本原稿執筆中に携帯に飛んできたローカルニュースによれば、数日前にFDA(アメリカ食品医薬品局)のホームページにあがった情報によると、食品パッケージを拭く必要はなさそう、とのこと。しかし、パッケージの種類によっては、数時間から数日、ウイルスが残存している場合もあるかもしれない、という。つまりは、よくはわからないけど? ということのようである。

ミレニアル世代やジェネレーションZ のような若い世代は、ブーマーやX 世代よりも感染リスクが低く、重症になりにくいと報道された。そのため3 月末の時点では、若い世代が外出禁止をシリアスにとらえていない、という批判もあった。しかし、感染者数の増加が止まらず、全米で亡くなる人の数が4 万人に近づいた今、状況は一変。新型コロナウイルスによる人類史上初めての世界的な危機の影響を最も強烈に受けるのは、ミレニアル世代である、と多くの世代研究機関が伝えている。実際に、ミレニアル世代の多くが、自身の身の危険を心配するだけでなく、ブーマーである両親、その上のサイレント世代にあたる祖父母、そして、子供たちを危険から守り、生活を維持していかなければならない責任を感じながら暮らしている。

TV Technology が18 歳から34 歳のミレニアル世代を対象に行った調査によると、新型コロナウイルスに関する情報において最も信頼できる情報源は、

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