vol.46 新型コロナの規制緩和に垣間見るアフターコロナの世界

タイでは5月17日より、新型コロナウイルス防止に関する規制緩和のフェーズ2として、ショッピングモール及びデパートが営業再開された。あくまでも段階的に規制を緩和している過程であり、まだ夜間外出禁止令も解除された訳ではない。よって行政指導の下で顧客及び従業員の安全を確保しながら営業することが徹底されている。

現在タイではコンビニや商業ビルなどに入る際、マスク着用及び検温が義務付けられている。よって、デパートに入店する際も、赤外線体温計での検温が義務付けられることと、ソーシャルディスタンスを保つために一部入店規制が施されるのかと考えていたが、実際の様子は違っていた。

バンコクの日本人居住エリアからほど近いBTSプロンポン駅に隣接する大型ショッピングモール、「エムクォーティエ」と「エンポリアム」を訪れてみた。入店時にサーモグラフィーによる体温の確認はされていたが、それに加え、オンラインを活用した入退店時のチェックインとチェックアウトが義務付けられていた。

具体的には、QRコードからオンライン上で入店時のチェックインと退店時のチェックアウト処理をしなければならないのだが、その際に、店舗に滞在したおおよその時間や、店舗内での消毒・清掃状況や、ソーシャルディスタンスが守られていたかをチェックする項目に回答しなくてはならない。

これは、政府が開発した「タイチャナ(=「タイは勝つ」という意味)」というウェブサイト(アプリではない)を使ったもので、店舗側も登録が必要であり、店舗の入退店の紐づけ管理、感染者が発生した際の接触者の特定、店舗混雑状況の把握などの狙いを持って作成、運用されている。ただ、個人情報はしっかり登録しなくてはならないので、個人情報保護の観点から一部の知識人が大いに異議を唱え、メディアを賑わせた。

実際に店舗内の様子を見ていると、入店時に同サイトにアクセスしチェックインするので、どうしても人混みが出来てしまう。時間帯や場所によっては入店に時間を要する。デパートに入った後も各店舗に入るためにまた列に並ぶといった感じだ。遊園地のアトラクションに列をなすのと似ている。

一部の消費者が、

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