vol.47 コロナ禍でも癒される、AI搭載の”ココロ”を掴む商品&サービス

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令から1ヶ月半が過ぎた。宣言解除が見送られていた首都圏と北海道についても、25日に宣言解除が発表され、いよいよ社会経済活動を段階的に再開させるフェーズに入っている。

このコロナ危機により、日々のニュースやSNSからの情報を気にしつつ、外出自粛に伴う就業状況や生活スタイルの変化、家族や友人とのコミュニケーションの変化に追われ、”コロナ疲れ”という言葉も生まれた。

私は4月下旬と5月中旬にのべ約25人の主婦とオンライントークを行った。4月下旬は普段できない家事に力を入れたり、新たなオンラインサービスを試すなど、生活変化を楽しんでいる様子さえ見られたが、5月中旬になると、いつまでこの生活が続くのか?という不安や、ストレスを強く感じているように見受けられる人も出てきた。また、そんなストレスへの対処として、花のサブスクや、家庭菜園などに癒しを求める人も見られた。

そこで今回は、これからしばらくはリアルでの接触を減らさざるを得ない状況が続くことを念頭に、人工知能(AI)を活用した癒しの商品・サービスについて取り上げる。

「SELF(セルフ)」は、人工知能開発を行う株式会社SELFが運営する、AIと会話ができるアプリである。アプリ内のキャラクターとの会話を通じてユーザーの状態・状況などを記憶し、ユーザーに適した情報や会話を提供することで、ユーザーの毎日に寄り添ってサポートしてくれる、という仕組みだ。2016年4月にリリースされ、その後2年半プロモーションなしにも関わらず80万ダウンロードを達成、今年1月には100万ダウンロードを突破した。総会話数は2億以上とのことである。どのようなものか、実際に試してみた。

利用開始直後は誰でも利用可能な「初期型ロボ」が相手になる。シンクロレベルという数値が画面左下に表示されており、会話を続けていくとこの数値が上がる。数値が一定以上になると、インテリロボ、美少女ロボ、イケメンロボなど、利用できるキャラクターが増える仕組みだ。

会話は音声入力ではなく、テキストベースで行う。ロボの投げかけに沿って、選択肢から回答をタップしていく。性別や年代などの属性情報だけでなく、起床時間や就寝時間なども会話の流れの中で自然に収集される。利用登録時に細かく入力するよりも、煩わしさを感じない。言葉遣いも丁寧過ぎず、くだけ過ぎず、ほどよく友達のような距離感があり、親近感がわく。会話の間にシステムが処理しているのか少し時間が空くときがあるが、そこまでは気にならない。

会話だけでなく、ユーザーに合った情報提供をしてくれるメニューもある。画面下の「分析」というメニューをタップすると、性格診断・未来予測(←それぞれ一定のシンクロレベルが必要)・食事・心・体の5項目があり、グルメ情報やストレスケアに関する記事などを提供してくれる。利用期間が長くなればなるほど、

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