vol.55 プラントベース専門の未来型ハンバーガーショップとは?

ここ数年、食トレンドとして注目されている「プラントベースフード(植物由来の原料で作られた食べ物)」。ヘルシー志向だけでなく、環境問題への意識の高まりから、ミレニアル世代やZ世代など若い世代からの関心が高いと言われている。日本の市場も急激に拡大しており、コンビニや飲食店、スーパーでもプラントベースの商品が相次いで投入されている。

この流れは、情報誌「日経トレンディ」でも注目されており、同誌が昨年末に発表したヒット予測2020では、国産・植物肉バーガーも選出されている。実際に、2020年に入ってからのハンバーガー・チェーンの動きをみると、5月にモスバーガーが「MOS PLANT-BASED GREEN BURGER」を、8月にフレッシュネスバーガーが「THE GOOD BURGER」という植物性代替肉を使用したメニューを販売開始している。そんな中、全てのメニューをプラントベースドミートで構成した未来型ハンバーガーショップが新たにオープンしたということで、今回さっそく訪問してきた。

訪れたのは、「The Vegetarian Butcher」(以下、ベジタリアンブッチャー)。8月26日に東京・池袋にオープンした同店は、オランダの代替肉メーカー、ベジタリアンブッチャーと日本国内での独占販売権を結んでいる、株式会社ベジタリアンブッチャージャパンが展開している。コンセプトは「プラントベース、サステナブル、ヘルシ―&パフォームベター」で、各メニューは同社ブランドのプラントベースドミートで構成されているのが特徴だ。

お店に着いたのは平日の12時過ぎ。店内には、40代くらいの女性2人組が2組いた。その後まもなく40代くらいの女性が1人で入ってきて、私と同じくカウンターに着席した。

最初に驚いたのは、注文方法だ。メニュー冊子でもタッチパネルでもなく、レシート大の紙に印刷されたQRコードを渡された。それを自分のスマホで読み取り、そこからメニューを確認し、注文する仕組みになっているのだ。ほぼ非接触であり、紙資源の削減にもなっているのだろうか。ちなみに、同じくカウンターに座っていた女性は店員にメニュー画面を見せながら、ヴィーガン対応のメニューとそれ以外についての違いを確認していた。

次に驚いたのは、その味だ。一番人気のメニューを聞いたところ、「一石三鳥テリマヨチキンチャンクバーガー」がおすすめとのことだったので、それを注文し、付け合わせには、クチコミで美味しいと言われていたキャロットを選択した。

キャロットはほぼ丸々1本分で、皮つきのまま調理されている。タルタルソースも美味しいが人参だけでも十分甘味が感じられておいしい。皮ごと食べるので、栄養価が高いものを摂っている!という満足度が高まる。ハンバーガーの肉には、プラントベースミンチとプラントベースドチキンチャンクが使われており、見た目にもボリューム感がある。テリマヨソースの美味しさはもちろんだが、チキンチャンクの外側のパリパリ感と中のジューシーさが感じられ、とても美味しく食べられた。店員が「鶏モモみたいです」と言っていたが、本当にその通りだ。テーブル席に座っていた2人組の女性からも、「おいし~い」「うまい!」という声が聞こえてきた。

店名にこそ「ベジタリアン」という言葉が入っているものの、

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