vol.61 ハンバーガーに見る本物志向の到来

2020年12月3日、ハンバーガーチェーンのバーガーキングを展開する株式会社ビーケージャパンホールディングスが、「3年の歳月をかけて、合成着色料、化学調味料、合成香料、合成保存料などの人工的な添加物を使用しない『ワッパー®』の開発に成功しました。2020年12月現在、すでにバーガーキング®全店で提供を開始しています。」というニュースリリースを出した。

コロナ禍の中でも、ファストフード主要3社が発表している月次の売上動向をみると、マクドナルドは11月度昨対比110%、モスバーガーが122%、KFCが118%と3社ともに前年を大きく上回るスコアを出しており、飲食店にとって厳しい環境の中でも確実に売上を伸ばしている。一時は健康志向の高まりから厳しい状況にあったのが好転している理由は、新型コロナウイルスによるものだけではないだろう。今回は「バーガーキング」の取り組みと、周辺企業の取り組みなどもご紹介する。

冒頭のニュースリリースを見ると、バーガーキングのメッセージは「まずは私たちから」という言葉で始まる。バーガーキングは、まずは『ワッパー®』を皮切りに、おいしさと品質にこだわり、シンプルな原料でシンプルにつくる“リアルフード”の提供を、全メニューで実現すべく取り組みを続けていく、この意思を”自らが動く”という言葉を添えて発出したのがとても印象深い。そして、ワッパー®の原料を記載した添加物不使用を伝える一覧表(写真右)も提示されており、合成着色料、化学調味料、合成香料、合成保存料を不使用ということもアピールされた。

近年アメリカで流行った「Shake Shack」や「UMAMI BURGER」の日本進出以降、海外チェーンの上陸のニュースは少なくなり、代わりにパテにこだわった個人のお店が注目されるようになってきている中で、バーガーキングのこのメッセージは、チェーン店の中でのある種の挑戦のように捉えることができとても面白い。

まずは食べてみないとわからないということで、Uber Eatsで新しくなったWHOPPER(ワッパー)を頼んでみた。そして、せっかくなので東京・港区で注文できる1000円前後の様々なBURGERを頼み、食べ比べてみた。写真は実際に届いたものの一部であるが、見ていただくとわかるのが、どのBURGERもバンズがしっかりしており、野菜が多く入っているということに気がつく。

それぞれを比較しながら食べてみたところ、

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